BOX ON! 国内ニュース(7月31日)

山口−畠山 王者対決正式決定
セミでバクティン−木島の日本バンタム級戦も

YAMAGUCHI SHINGO POSE.JPG - 6,780BYTES 協栄ジムは昨日、L・フライ級の東洋太平洋王者山口真吾(渡嘉敷:左写真)と、日本王者畠山昌人(協栄札幌赤坂:右下写真)のチャンピオン同士が10月20日後楽園ホールの「ガッツファイティング」で、ノンタイトルで対戦することが正式決定したと発表した。同日のセミでは、日本バンタム級王者サーシャ・バクティン(協栄)が同級7位の木嶋安雄(角海老宝石)を相手に2度目の防衛戦を行う。
 日本と東洋太平洋の現役チャンピオン同士がノンタイトル戦は珍しい。契約はL・フライ級リミットオーHATAKEYAMA MASATO VICTORY.JPG - 13,552BYTESバーの49.5kg。ノンタイトル戦とはいえ世界挑戦も視野に入れて「上に行くためにも頑張る」(畠山)「ベストの状態で戦う」(山口)と両雄とも気合が入っている。
 パスポート書き換えのため母国ロシアに里帰りしリフレッシュしていたサーシャは、7月22日に再来日。「手のケガももう大丈夫」といい、来週から本格的スパーをスタートするという。木島は初挑戦。
 この試合のチケットは8月21日発売。リングサイド2万から立見4千円まで。協栄ジムではファンサービスの一環としてこの試合で立見2千円の「小中学生券」を発売する(窓口で学生証の提示が必要)。

 BOX ON! 国内ニュース(7月30日)

MINI-NEWS-ICON.JPG - 3,649BYTES
坂田−岡田戦のキャッチフレーズ公募

ジャパン・スポーツジム完成

 これから行なわれる当ジム主催の好カードにサブタイトル(キャッチフレーズ)を考えて−−と協栄ジムがファンに呼びかけている。募集するのは、9月15日後楽園ホールで行なわれる世界ランカー同士による日本フライ級タイトルマッチ、チャンピオンの坂田健史−岡田一夫(ロッキー)戦と、10月20日に決まった山口真吾−畠山昌人のチャンピオン対決。それぞれ採用されれば、記念品をプレゼントする。応募方法など詳しくは同ジムのホームページ参照(www.kyoei-boxing.co.jp/)・・・・・ジャパンスポーツジム(四ツ家正義会長)の新ジムが東京・下板橋に完成。ただし当初伝えられていた元世界J・ライト級王者上原康恒氏が会長になり、四ツ家氏が名誉会長・オーナーになるという計画は変更となり、上原氏は「トレーナーとして支えていきたい」と語っている。新しいジャパンスポーツジムの住所は、東京都板橋区大山金井町9−7・・・・・白井・具志堅ジムのベテラン・トレーナー、渡辺剛氏が、同ジムから草加有澤ジムに移籍している。5月7日付でJBCに届け出。渡辺氏は故・エディ・タウンゼントさんの下でトレーナーを勉強し、ロスでも修行。その後協栄ジムで具志堅用高のチーフ・トレーナーとして世界王者誕生に貢献した・・・・・・・楠三好ジム(三好渥義会長)の新ジムが東京・吉祥寺に完成し、8月4日午後にジム開きのセレモニーを催すことになった。新ジムはJR中央線吉祥寺NAOTO.JPG - 5,555BYTES駅から東京都武蔵野市吉祥寺南町3−6−1(電話は8月1日から、0422-40-0525)・・・・・ジムのスパーリング大会といえば、角海老宝石ジムが”老舗”だが、最近は高橋直人会長(左写真)のJBスポーツジム(東京・綾瀬)主宰のスパー大会が、若手ジム会長の間で人気だ。年に3、4回のペースで、次は8月24日昼から第6回を開催する(一般の見学も自由)。レパード玉熊、ピューマ渡久地、シャイアン長谷川、北澤ら十数ジムから多数選手が出場する。「試合を意識させるように、3分3ラウンド、女子は2分3ラウンドで勝敗もつけています」と高橋会長。

 BOX ON! 国内ニュース(7月30日)

10月4日に豪華五大戦興行!
西岡−ウィラポン 本田−ムニョス 戸高−ガメス 
長嶋−リック、佐竹戦も

GODAI FIGHTS HAPPYOU.JPG - 14,071BYTES トリプル世界タイトル戦を含む5つの好カードをフューチャーした豪華興行が10月4日東京・両国国技館で行われることに決定し、主催の帝拳プロモーションが30日都内のホテルで記者会見を開き発表した。メイン格は西岡利晃が3たびウィラポンに挑むWBC世界バンタム級戦だが、他にも23戦全KOの王者ムニョスに本田秀伸が挑むWBA・S・バンタム級戦など下記のように興味深いカードが続々−−。

☆WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
   ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)C
      西岡 利晃(帝拳)=同級1位=
☆WBA世界S・フライ級タイトルマッチ12回戦
   アレクサンデル・ムニョス(べネズエラ)C
   本田 秀伸(グリーンツダ)=同級10位=
☆WBA世界バンタム級暫定王座決定12回戦
   戸高秀樹(緑)=同級5位=
   レオ・ガメス(ベネズエラ)=同級6位=
☆ライト級10回戦
   長嶋 健吾(18古河)=WBC同級7位=
   リック吉村(石川)
☆S・ライト級10回戦 
   佐竹 政一(明石)=WBC同級7位=
   リチャード・レイナ(ベネズエラ)

 日本でのトリプル世界戦開催はこれが2度目で、最初(1998年8月)も帝拳プロモーションが手がけている。西岡はようやく決まった宿敵ウィラポンとの対戦に「24ラウンド戦って互いに手の内は知り尽くしている。絶対に勝ちます」と強気の必勝宣言。また、KOキング・ムニョスへの挑戦となった本田は、「素晴らしいチャンピオンに勝って、世界に僕の名を轟かせる!」と意欲的だ。 
 WBAバンタム級戦は、現王者ジョニー・ブレダル(デンマーク)が「統一戦などビッグ・カード以外はやらない」と対戦を拒否したため、WBAが暫MUNOZ,POSED.030730.JPG - 10,124BYTES定王座決定トーナメントを指令。しかし出場が予定されたティム・オースチンが裁判を抱え辞退したことから、戸−ガメスの再戦となった。3年前に王座を奪われアゴを割られている戸は「ガメスの肋骨でも折ってやる気持ちで戦う」とリベンジを誓った。この試合の勝者はチャンピオン統一戦に出場するが、正規王者ブレダルが応じない場合はタイトル剥奪もあるという。
 今回は本田明彦プロモーターが「私自身が見たいと思うカードを厳選した」と語っているように、初めから勝敗がハッキリと読めるカードはない。トリプル世界戦以外にも、世界再挑戦を期す長嶋が「畑山と引き分けた男」リックを相手にする”サバイバル戦”と、日本屈指の技巧派・佐竹が13勝12KO負け知らずのベネズエラのハード・ヒッター、レイナと対戦するなど、興味深いカードが加わった。当日のプログラムは、この5カードのみ(予備カードはあり)。ボクシング・ファンには楽しみの多い一日となりそうだ。
 チケットは全席指定で、30,000円からもっとも安い指定B席5,000円までと通常の世界戦並み。8月11日より前売りを始める。問い合わせは帝拳ジム(電話03-3269-6667)まで。

 BOX ON! 国内ニュース(7月29日)

9月の東洋太平洋ミドル級戦カード変更
新王者豊住の相手は最強ソリマンに

TOYOZUMI.JPG - 11,516BYTES 東洋太平洋ミドル級新王者豊住徳太郎(本田フィットネス:左写真)の初防衛戦は9月7日、熊本県益城町総合体育館で予定されているが、挑戦者が先に発表された金大榮(韓国)から1位のサム・ソリマン(オーストラリア)に変更になったと、28日主催の本田憲哉・本田フィットネスジム会長から明らかにされた。
 この変更は豊住側の本意ではないようだが、本田会長は「決定戦で勝った時の契約で、次は1位と対戦するとなっていたらしいです。相手は強そうですが、豊住のスタミナと根性に期待します」(本田会長)と気持ちを切り替えて臨むつもりだ。
 14勝6KO2敗3分の変則サウスポー豊住(28歳)に対し、挑戦者ソリマン(29歳)は18勝4KO7敗と勝率・KO率とも高くないものの、イーストマン、ムンディンの世界経験のある強打者らを相手に一度のKO負けも喫したことのないタフガイ。IBFパン・パシフィック王者でもある。ただし、8月12日にメルボルンで試合予定があり、これをこなしてから来日するのかどうかは不明。
 なおこの日のセミの10回戦では、元高校選抜王者からプロ転向後13連勝不敗の工藤密(21歳)が、ランキング入りを狙ってOPBF・S・フェザー級7位のハイメ・バルセロナ(フィリピン)を迎え撃つ。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月27日)

来年のダブル世界挑戦目ざし
中野、杉田が揃ってKO勝ちNAKANO.JPG - 4,051BYTES
 左拳の骨折で試合から遠ざかっていた元OPBFフライ級王者・中野博(現WBCフライ級11位:右写真)が27日名古屋国際会議場で行われたノンタイトル10回戦で13ヵ月ぶりの勇姿を地元ファンの前に現した、この日はタイSフライ級2位カンチット・ギャットゲチャー(タイ)に3回2分6秒でKO勝ち。ブランクの影響からスタートは堅かったが、3回に左ボディーでダウンを奪うと、ツメも鋭く2度倒してフィニッシュした。
 また同僚の杉田竜平(WBC・S・フェザー級13位)もワンチャナ・チュワタナ(タイ同級2位)を2回、左ボディーでKO。タイムは2分51秒。畑中清詞会長は年内もしくは来年はじめにも二人そろっての世界挑戦を実現させたい意向だ。 

 BOX ON! 国内ニュース(7月27日)

ピーターはKOV5 OPBFヘビー級タイトル戦

PETER,OQUERO.JPG - 3,974BYTES この日の名古屋国際会議場は「2部興行」として行われたが、夜の部の東洋太平洋ヘビー級タイトル戦は、王者オケロ・ピーター(緑;右写真)がロジャー・アイゾンリティ(5位・豪)の挑戦を3回3分5秒KO退けて5度目の王座防衛に成功。引き締まった体格の挑戦者(ウエイトは100・2キロ)の登場で試合は緊迫感をはらんだが、ピーターは5勝5KO(1敗)というアイゾンリティのパワーをものともせず、2回に右フックを痛打すると、3回に右アッパーでダウンを奪う。オージーも必死の反撃を見せたが、王者は強烈な左フックから右ストレートで沈めている。迫力満点のに快勝劇を演じたピーターは「来年は英連邦タイトルに挑戦したい」と意気軒昂だ。 

 BOX ON! 国内ニュース(7月27日)

熱戦続出!
第3回ちびっ子ボクシング大会

CHIBIKKO 0729.JPG - 21,736BYTES 小学3〜6年生を対象にした、毎年恒例「ちびっ子ボクシング・スパーリング大会」の第3回目が27日、横浜さくらジムで行われ、多くのギャラリー、父兄が見守る中、次から次へと熱戦が展開。
「底辺拡大」を掲げてスタートした同大会が、確実に浸透し、少年ボクサーたちのレベルも年々アップしていることが印象づけられた。
 北は山形から南は熊本まで。全国から集まった少年ボクサーは総勢42名! 地元のジムや学校のクラブで日々練習を重ねているだけに、少年たちの飛躍ぶりは目を見張るばかり。全21試合は実に清々しいものだった。 
 中でも目を引いたのは“亀田三兄弟”の三男・和毅(ともき)君(11歳=大阪・天下茶屋小)。「ボクシングのこういう大会には初参加です。とにかく今はいろいろな経験を積ませたい。本人もそれなりに緊張しているようです」と父・史朗さんは言うが、開始早々から小学生とはとても思えないブローを連発。「辰吉を初めて見た時と同じ衝撃」と元世界王者・大橋秀行氏もうなるボクシングで、文句なしに最優秀選手賞を獲得した。
 この日は元日本王者の尾崎恵一、中野吉郎両氏が全試合ジャッジを務めるなど、リングサイドも実にほのぼの。小学生時のスパーが元で、インターハイ出場取り消しとなった中岸風太君の問題に揺れるプロ・アマ間だが、「ボクシング」という共通言語に隔たりなし。プロもアマもない、将来の「日本ボクシング」を見据えた素晴らしい交流だった。
 主宰の平野敏夫・横浜さくらジム会長も「年々問い合わせも増えているし、もちろん毎年続けていきます。来年は韓国からも参加予定があります」というから、国際的イベントに発展の可能性も!?
 なお、同大会の模様はe-boxing(www.e-boxing.jp)で無料配信されるという。

 BOX ON! 国内ニュース(7月27日)

ホープ稲田がアメリカで2戦
大試合の舞台で

INADA 0727.JPG - 12,163BYTES デビュー以来12連勝8KOをマークしている帝拳ジムのホープ、稲田千賢(日本ライト級1位)が9ヵ月ぶりにアメリカのリングに立つ。8月15日、テキサス州オースチンで行なわれるシリモンコン・シンワンチャー−へスス・チャベスのWBC世界S・フェザー級タイトルマッチの前座試合に出場し、翌月の9月12日にもラスベガスで試合予定がある。こちらは、13日のデラホーヤ−モズリー再戦というビッグマッチの前夜祭的な試合に出場するもの。いずれも相手はまだ決まっていない。
 稲田(25歳)にとっては、通算4度目、昨年11月カリフォルニア州サクラメントでレオバルド・ローマン(メキシコ)に5回TKO勝ちして以来のアメリカの試合となる。
 1月に後楽園ホールに登場して以来試合から遠ざかった稲田だがが、その間メキシコでのトレーニングもこなし「モチベーションをずっと持ったまま練習を続けているし、調子もいい。ジャブとコンビネーションに磨きをかけているので、試合で出したい」と意欲的だ。
 日本ランキングも1位になり、いよいよ王者嶋田雄大への挑戦も時間の問題。「目の前の試合をひとつずつ勝っていくだけですが、もちろん(タイトル戦が)近づいてきたという実感はあります」。早ければ来年のチャンピオンカーニバルで実現する!?

 BOX ON! 国内ニュース(7月27日)

=訃報=

新日本仙台ジム佐藤重春会長死去

 新日本仙台ジム会長で元宮城県アマチュアボクシング連盟副会長、佐藤重春氏が、26日午前4時46分、肝不全のため仙台市内の病院で亡くなった。享年68歳だった。
 佐藤氏はアマチュアでリングに上がった後、長らく宮城県アマチュア・ボクシング連盟の役員を務め、審判員としても活躍した。千葉隆氏の「仙台ジム」が破綻した後、請われてジムを再生し「新日本仙台ジム」(仙台市青葉区)の会長に就任していた。「佐藤さんは長くアマの役員をやり、日タイのボクシング交流にも力を尽くした。大変惜しい人を亡くした」と、旧友の木村七郎・新日本木村ジム会長も死を悼んでいた。
 子息の春基氏(35歳)は宮城農業高校から東京農業大学に進み、日本のトップ選手として活躍。現在同ジム・チーフマネジャー。9月7日には新日本仙台ジムの会長に正式に就任してから初の興行を予定していたが、これは春基氏らの手で「追悼試合」として行なうことになる。
 佐藤会長の葬儀日程は下記の通り。28日午後6時から通夜、29日午後1時から告別式。いずれも式場は市内の「斎苑」(宮城県仙台市青葉区木町通2丁目2−13/電話022−271−2230)にて。
 

 BOX ON! ニュース(7月27日)

新鋭金井、10戦10KO勝ち 地元で大貫倒す

 KANAI.JPG - 3,509BYTES昨25日兵庫県姫路市網干のレイズパーク駐車場特設リングで行われたS・フェザー級10回戦で、日本フェザー級9位金井晶聡(姫路木下)は元日本ライト級タイトル挑戦者の大貫智康(アポロ)を4回1分1秒KOに沈め、デビュー以来の連続KO記録を「10」に伸ばした。
 この試合で金井は1、2回とキャリアのある大貫のジャブに反応が遅れ、不安な立ち上がり。しかし3回から持ち前のパワーを武器に強引に左フックを決めて挽回。4回、大貫をロープにつめてのボディー攻撃が効き、最後は左アッパーを決めて倒した。この日の金井は130ポンドのS・フェザー級でやや動きが重かったが、陣営は今後もこの階級で戦っていく方針だ。次は9月28日やはり地元姫路でフィリピン・ランカーと対戦の予定。

 BOX ON! 国内ニュース(7月26日)

世界目指してNAKAZATO SAKATA.JPG - 10,062BYTES
仲里、坂田がハワイ・キャンプ

”ラリオスのアゴを割った男”WBC世界S・バンタム級3位の仲里繁(沖縄ワールドリング)が20日からハワイのホノルルでキャンプ・トレーニングに入っている。今回は同ジムからプロ転向しデビュー戦を飾ったばかりの翁長吾央、中真光石の2ホープも同行。
 仲里は当初10月にも世界再挑戦の予定だったが、ターゲットが確定せず、計画変更を余儀なくされている。「一番やりたいのはもちろんラリオス」(中真茂会長)だが、お目当てのWBC王者は石井広三(天熊丸木)との”先約”があり、しかも石井のケガで試合が9月7日にずれ込んだため、この試合の勝者に挑戦しようにも10月初旬には間に合わなくなった。しかもラリオス−石井の勝者には120日以内に1位ナパーポン(タイ)との防衛戦が義務付けられており、WBCタイトルに標的を絞れば仲里は来年春以降まで待つことになる。
 一方WBAは今月メジクンヌを攻略したばかりのモヤール・モンシプール(フランス)が新王者だが、この試合で両目をカットしており「治るまでに2ヵ月は要する」(関係者)という。結局仲里陣営は「10月再挑戦」をあきらめ、「来年挑戦」にリセットすることを決めている。
 22日には日本フライ級王者坂田健史ら協栄ジムの一行もハワイ入りし、仲里ら沖縄勢と合同トレーニングに入っている。坂田は9月15日後楽園ホールでの岡田一夫(ロッキー)相手の世界ランカー対決に備えてのキャンプだが、それだけではない。現在WBA世界同級王者のエリック・モレル(アメリカ)が減量苦から1階級上に転じてS・フライ級王座を狙う話があり、そうなればいずれ空位となるタイトルの決定戦が行われる。現在WBC同級4位の坂田は、同じくWBA13位の岡田を撃破してランク・アップをはかり、あわよくば王座決定戦出場のチャンスも・・・と協栄ジムでは期待している。

 BOX ON! 国内ニュース(7月25日)

プロテスト合格者

 日本ボクシングコミッションにより行われたプロテスト合格者は次の通り。
7月22日に実施されたC級(4回戦)テスト受験者は、35名中20名が合格している。

●C級合格者=右イニシャルは階級を示す。
稲葉 鉄平(新日本タニカワ) F
佐々木 渉(帝拳)  F
小金澤雄大(タムラ)  Fe
遠藤 一充(船橋ドラゴン) Fe
谷野 正樹(新日本木村) Fe
山田 義顕(新日本木村) Fe
渡辺 幸彦(新松戸高橋) Fe
西田 聡史(沼田)  Fe
佐藤 裕介(船橋ドラゴン) Fe
園部 怜(本多)  Fe
山元 寿(協栄)  SFe
今関 壮(本多)  SFe
石井 謙次(北澤)  L
佐野 一青(北澤)  L
松崎 博保(協栄)  L
武田 敏久(レイスポーツ) L
菊池 学(新日本木村) L
栗林 厚(ピューマ渡久地) L
田中 啓介(協栄)  SW
今井桃太郎(三迫)  SW

 また、B級(6回戦)テストでは以下の2名が合格している。

●B級合格者
畠野 幸雄(宮田)  Fe(7月14日受験)
粟生 隆寛(帝拳)  Fe(7月19日受験)

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月24日)

石井のラリオス挑戦、「9月7日」にリセット
WBC世界S・バンタム級タイトル戦、名古屋で

ISHII KOZO 030724.JPG - 7,805BYTES  背筋痛で延期とされていた石井広三(天熊丸木)のWBC世界S・バンタム級王座挑戦の新たな日程が発表となった。9月7日,名古屋市綜合体育館・レインボーホールで王者オスカル・ラリオス(メキシコ)に挑む。
 石井は7月初旬に背筋痛を訴え,試合の動向が注目されていたが,21日に丸木孝雄会長が来日したラリオスのビジネス・マネジャー,ラファエル・メンドサ氏と交渉の末,新たな日程が決まったもの。「ジムワークは1週間ほど休んだが,ケガはもう問題ない。いい試合になりますから是非見に来て下さい」と石井は強気をアピール。しかし,試合を延期したほどだったのだから,決して楽観はできないだろう。故障の原因は石井の張り切りすぎ,オーバーワークにありそうで,今後はコンディショニングに気をつかった調整になりそうだ。
 予定されていた東洋ウェルター級戦などの前座カードに加え,渡嘉敷ジムの世界ランカー林田龍生の出場も追加されることになった。

 BOX ON! 国内ニュース(7月22日)

6冠王粟生、9月プロデビュー
B級テストも合格し、準備万全

AWAU-S.GIF - 21,754BYTES 高校時代、前人未踏の全国大会6冠を果たした注目の大器、粟生隆寛(帝拳)のプロデビュー戦が9月6日、後楽園ホールで行われることが明らかになった。試合はS・バンタム級6回戦で、相手は柏原(かしわら)広(ヨネクラ=26歳)。この日のメインイベントは日本S・フライ級タイトルマッチ、プロスパー松浦(国際)vs.川端賢樹(姫路木下)戦だが、これにひけを取らないほど注目を浴びそうだ。
 アマ実績を考慮され、すでにC級(4回戦)ライセンスを取得していた粟生だが、一説によると対戦者選びが難航し、B級(6回戦)受験を決意。今月19日に筆記試験、スパーリング(3分3ラウンド)、シャドー、ロープ各1ラウンドのテストを行った。スパーは実力者・松田直樹(コーエイ工業小田原)との手合わせとなったが、ディフェンス意識の高さ、バランスよく柔軟な攻防を見せ、「これでは4回戦でやってくれる選手はいない」と関係者をうならせる出来映え。文句なしの能力を発揮して22日、合格が発表された。
 プロ初戦の対戦相手となる柏原は5勝1KO5敗1分の右ボクサーファイター。戦績こそずば抜けてはいないが、テクニックに定評のある現ランカー、片渕剛太(花形)と、かつて引き分け(新人王戦で柏原の勝者扱い)た実績がある。
 最近、プロ転向した元アマ王者が立て続けに敗れ、「アマチュア・チャンピオン」の看板もかつての輝きを失しているが、このスーパーホープは果たして!? 待望の初陣に向けて粟生は「全力で相手を潰しにいきます」と気を引き締めている。

 BOX ON! 国内ニュース(7月22日)

ピューマ初陣飾る

TOGUCHI-GYM-DEBUE.JPG - 15,175BYTES 元日本フライ級チャンピオン、ピューマ渡久地こと渡久地隆人さんが、2年前に開いたジムの第1号選手、S・フェザー級諏訪雅士が21日、後楽園ホールで1ラウンドKOデビューを遂げた。現役時代はリングの猛者だった渡久地会長であるが、初体験のセコンドは「自分がデビューした時より緊張した。勝ってくれてほっとしたよ」と満面の笑み。女医さんの息子という変わり種の諏訪とのコンビで新たなスタートを切った。

 BOX ON! 国内ニュース(7月22日)

佐藤−ヨックタイ、ドロー
年内世界再挑戦は白紙に

SATO-YOKTHAI0721.JPG - 21,430BYTES 9ヵ月ぶりのリングに臨んだ佐藤の白星再発進ならず・・・21日夜後楽園ホールで行われた元世界チャンピオン対決で、元WBA世界S・バンタム級王者佐藤修(協栄)は、同じく元WBA世界S・フライ級王者ヨックタイ・シットオー(タイ)と対戦した。超満員2500のファンの大声援を背にスタートから果敢にプレッシャーをかけた佐藤。わき腹への左フックなど効果的なブローもあったが、3回にヨックタイの左フックを受けてしりもちをついたのがたたり、終盤追い込んだものの、引き分けに持ち込むのがやっとだった。3人のジャッジのスコアは、浅尾98−94で佐藤の勝ち、マーチン97−96でヨックタイの勝ち、内田96−96のドローと、三者三様で勝負つかず。
 試合後の両者のコメントは、「ダウンも奪ったので、勝ったと思った」とヨックタイが語ったのに対し、佐藤は謙虚に「今日の試合は、僕の力が足りなかったから勝てなかった」。金平桂一郎会長は「負けた気はしないが、やはり佐藤の試合カンが鈍っていたことは確か」と、ベストではなかったと見ている。とりあえず、年内に世界再挑戦の計画は白紙になることが濃厚という。

畠山は早くもV2 小山を圧倒し8回TKO勝ち
 日本L・フライ級タイトルマッチ

HATAKEYAMA-KOYAMA NEW.JPG - 22,518BYTES  セミファイナルで行われた日本L・フライ級タイトルマッチでは、チャンピオンの畠山昌人(協栄札幌赤坂)が挑戦煮同級8位の小山泰裕(ワタナベ)を8回2分35秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。
  王者畠山は序盤から右ストレートをサウスポー小山に有効に決めて主導権を握ると、要所で連打を集めて小山に反撃する間を与えなかった。 一撃必倒の威力こそ欠くが、この右で徐々にダメージを与えると8回、連打でロープに詰めたところで小山コーナーからタオルが投げ入れられた。1戦ごとに強さを増している感のある畠山は10月20日、後楽園ホールで東洋王者の山口真吾(渡嘉敷)と対戦することが決定。ノンタイトルながら王者同士の対戦は要注目だ。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月20日)

長谷川、敵地で初防衛
東洋太平洋バンタム級戦、宇野に2−1判定勝ち

HASEGAWA HOZUMI-S.JPG - 6,959BYTES 東洋太平洋バンタム級の新王者長谷川穂積(千里馬神戸)が20日岐阜市の岐阜産業会館で地元期待の宇野スナオ(岐阜ヨコゼキ)に2−1判定勝ちし、ジェス・マーカから奪ったタイトルの初防衛に成功した。
 王者長谷川がフットワークで宇野のインファイトをかわすかと思われたが、挑戦者の肉迫に応戦して打ち合いに。巧みなアッパーと左ストレートでリードするもボディー攻めを軸とした宇野の前進は止まらず試合は白熱。終盤はタフ・ファイトへともつれたが、王者の的確性がまさってベルトをキープした。スコアは116−112、115−114、114−115と、1ジャッジは宇野を支持していた。長谷川の次戦は11月を予定。

 BOX ON! 国内ニュース(7月20日)

丸元、高橋とも勝つ

 20日大阪市の阿倍野区民センターで行われた2部興行のうち、1部の10回戦二組は、グリーンツダジム所属の2選手が出場。丸元大成がサイヤン・チュワタナに、L・フライ級の高橋宏和がナムチャイ・サクシンイサーンに、それぞれタイ選手相手に3−0の判定勝ちを飾っている。丸元は3人のジャッジがいずれもフルマークをつける一方的な勝利だった。

 BOX ON! 国内ニュース(7月20日)

元王者ヨックタイが来日
 佐藤修のカムバック戦の相手
 YOK.JPG - 3,826BYTES21日後楽園ホールで行われる10回戦で元WBA世界S・バンタム級王者佐藤修と対戦する元WBA世界S・フライ級王者ヨックタイ・シットオー(タイ)がシラポップ・マネジャーらとともに1来日した。日本のリングは4月の名護明彦戦(判定勝ち)以来。
  佐藤(26歳)にとり、これは昨年10月にフランスのメジクンヌに王座を追われて以来の再起戦となる。試合はフェザー級の126ポンドで行う契約で、明日20日には前日計量が行われる。また試合では日本のリングで行われる無冠戦としては珍しく、メキシコ製(レイジェス製8オンス)が使用されることになった。もちろん佐藤のパンチの威力増強を期してのことだ。
 なおこの試合は佐藤人気から前売りチケットがほぼ完売(主催の協栄ジム)となり、21日の試合当日午後4時から自由席券と若干のリングサイド券が用意されている。

 BOX ON! ニュース(7月19日)

音田、逆転KOで再起
3回にダウン喫するも、また壮絶打撃戦制す

ONDA-KO-KAMINA.JPG - 13,873BYTES 4月に初黒星を喫した“激闘男”音田隆夫(トクホン真闘)が、18日の8回戦(後楽園ホール)でまたまた壮絶な打撃戦を展開。3回、ノーランクながら粘りに定評のある神名健一郎(姫路木下)に右を合わされてダウンを喫したが、]力任せのスイングで打ち合いに持ち込み、5回に1度、6回に2度目のスタンディング・カウントを聞かせてこの回2分43秒、辛くもレフェリーストップのTKO勝ちに持ち込んだ。
「客観的に見たらスキだらけ。自分が相手だったとしても自分のことは『おいしい相手』だと思う」と音田。毎試合、大打撃戦を演じ、場内を熱狂させる音田だが、ダメージを心配する佐々木隆雄会長は「少し休ませる。次の試合は早くても12月頃」と冷静な判断を下している。音田:11勝9KO1敗。神名:6勝3KO10敗3分。
 また前座の8回戦2試合も熱戦。セミに登場したアマ出身の重量級ホープ、根岸大介(エイティーン古河)は、元日本ランカーの松下文昭(鈴鹿ニイミ)に初回、ダウンを奪われたものの、すぐさま右で倒し返したが、左ストレートをまともに打ち抜かれて大の字に。初回2分55秒KO負けで初黒星を喫した。松下:9勝2KO8敗。根岸:3勝3KO1敗。
   さらに2001年10月以来、試合から遠ざかり、ジム移籍で心機一転の元ランカー、澤永真佐樹(熊本→赤城)が田代征史朗(トクホン真闘)を思い切りのいい左とアウトボックスで翻弄。田代が左目上を負傷し続行不能となるが、6回負傷判定勝ちで再起を果たしている。澤永:13勝5KO5敗3分。田代:7勝4KO2敗。

 BOX ON! 国内ニュース(7月18日)

13連続KOの丸山が東京初見参
11月ホールで10回戦

MARUYAMA-YAMAGASA.JPG - 24,297BYTES デビュー以来13連続KOをマークしている「筑豊のタイソン」が初めて関東のファンの前にお目見えする。日本S・フライ級7位丸山大輔(筑豊)の10回戦をメインイベントとする「チャレンジ・バトル」が11月19日後楽園ホールで行われることが18日決まった。丸山の相手は未定だが、タイ選手になりそうだ。
 丸山(24歳)は1999年にデビュー以来9試合連続1ラウンドKO勝ちの日本記録を樹立。これは10戦目で途絶えたが、その後も倒し続け、6月にタイ選手をTKOに仕留めて13連続KO。これは、デビュー戦からの成績としては日本記録だ(デビュー戦以降に限定しなければ、日本記録は浜田剛史の保持する15連続KO)。
 丸山の試合はこれまで福岡ローカル限定だったため、「どれだけ強いのか?」と疑問の声も上がっているが、興味津々の関東のファンには、百聞は一見にしかず、自分の目で確かめるチャンスが到来するわけだ。11月の試合のプロモーター、菊地萬蔵・キクチジム会長は「この間の試合で初めて丸山を見たけれど、想像した以上にいい選手だった。チャンスに畳みかける詰めのすごさは、キングピッチを倒した時のファイティング原田を思い出した」と絶賛している。また井上通文会長は「ある人が丸山のことを”地元のファンが期待するほど強くないかもしれないが、業界が想像するほど弱くはない”と言ってましたが、まぁそんなところでょう」と語っている。
 なお、丸山の同僚で日本L・フライ級6位にランクされる和田峰幸生も同じリングで10回戦を予定しているが、まだ相手は決まっていない。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月18日)

元ちびっ子ボクサーはプロ?
日連の登録抹消処分に選手側が撤回求める

 アマチュア・ボクシングの高校生選手が、プロ興行のちびっ子ボクシングに出た”過去”を問われてインターハイ全国大会出場資格を取り消され、「処分は不当だ」と撤回を求めている。これは単にアマだけの問題ではなく、全国250のプロジムにも影響を及ぼす大きな問題となりそうだ。
 今日18日付の毎日新聞(関西版)が取り上げているもので、問題の高校生ボクサーは、石川県金沢市立工業高校1年生の中岸風太君(15歳)。同君は小学校2年から市内のカシミジムに通って腕を磨き、たちまち「金沢に天才ちびっ子ボクサーあり」と評判になった。同ジムでは、興行のアトラクションとして招待したプロの元世界ミドル級王者竹原慎二さんと中岸君のスパーリングをさせたこともある。ただし、プロでもない中岸君には報酬は支払われていないという。
 今年に入り中岸君は金沢市立工業高校に進学し、アマチュアのリングに立つようになった。1年生ながら県大会であっさり優勝し、今月下旬に長崎で催される全国高校総体(インターハイ)出場権を手にした。しかしその後日本アマチュア連盟から吉森照夫・アマチュア資格審査委員長名で通達があり「アマ規則で禁止する、スポーツで得た名声を商業宣伝に使ったもの、及び当連盟が禁止した競技会に参加したものに該当する」(6月25日付日連通知)として、中岸君の選手登録を取り消す厳しい処分を科された。
 一方、同君が籍を置くカシミジム樫見直幸会長はこの処分に納得していない。「ファイトマネーを払ったわけでもなく、アマ登録ができない中学生以下の者は、アマ規定に抵触しないと考えていた。また、アマの試合に出場経験もなく実績もない少年が、スポーツで得た名声を商業宣伝に使ったことになるとは思わなかった」と樫見会長は反論し、処分の撤回を要求。同会長は再三にわたり日連に抗議に赴き「場合によっては法的手段もとるつもりだ」と引かない構えだ。
 なお、日連の登録取り消しは当初「無期限」だったが、その後川島五郎会長名の通知書では「諸般の事情を考慮し(中略)1年間は選手登録を受理しない扱いとする」(7月8日付)とトーン・ダウンしている。とはいえ、中岸君が今年のインターハイに出場できないことには変わりない。また、毎日新聞の報道によると、日連側は「中岸君のような選手が他にもいれば処分することになる」という構え。実際に該当する選手はいるとみられ、今後プロ側もそれなりの対応をしなくてはならないだろう。

 BOX ON! 国内ニュース(7月18日)

新王者小林秀一が眼疾で休養
前田−相原で暫定王座決定戦へ

KOBAYASHI SHUICHI.JPG - 24,146BYTES 日本ウェルター級の新チャンピオン、小林秀一(レパード玉熊)が網膜裂孔にかかったため、しばらくリングから遠ざかることになった。これを受けて、同王座は1位の前田宏行(角海老宝石)−2位相原一隆(HS山上)との間で暫定王座決定戦が行われることが決まっている。
 小林(29歳:左写真)は3月10日に永瀬輝男(ヨネクラ)を攻略して新王座についたばかり。東京工業大学卒の理系インテリで、しかも家業の老舗豆腐屋さんを手伝いながらリングに上がる異色ボクサーとして話題になっていた。だが、永瀬戦の後の検診で裂孔が発見されたため、初防衛戦は白紙に。すでに手術も成功し、医師からは現役継続OKも出ている。この秋にもリングに上がるつもりでいたが、玉熊会長(元世界王者)も眼疾で引退を余儀なくされたことから、大事をとってさらに時間をかけて治そうということになったものだ。
 前田−相原の暫定王座決定戦は12月6日に後楽園ホールで挙行の予定だが、この試合で誕生する暫定王者と、来春にもチャンピオン統一戦を行うことにしている。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月17日)

大嶋、久々KO勝ち
左ボディー1発でタイ選手沈めるOSHIMA-DUANDE.JPG - 15,330BYTES
 日本S・ライト級7位大嶋宏成(シャイアン山本)がタイのノーランカーにKO勝ち−−16日夜後楽園ホールで行われた10回戦で、大嶋はドゥアンデーン・シットゴーソン(タイ)と対戦、立ち上がりからいきなり放つ右クロス、わき腹への左フックを決めて優位に立った。しかしヒットするパンチはいずれも単発に終わり、シットゴーソンを生きながらえさせてしまう。それでも6回に入り、強烈な左を腹のど真ん中に叩き込むと、タイ選手たまらずキャンバスに崩れ落ち、この回50秒でテン・カウントとなった。一時不調で3連敗した異色の入墨ボクサー・大嶋(28歳)も、これで4連勝と復調の兆しあり。19勝12KO4敗。

 BOX ON! 国内ニュース(7月16日)

金山、東洋も奪取!
西澤も無冠戦に勝利

KANAYAMA-OH 03.7.15 - 17,217BYTES 15日、後楽園ホールで行われた東洋太平洋S・ウェルター級王座決定戦は、2位で現日本同級王者の金山俊治(ヨネクラ)が1位の呉炳哲(韓国)を2回55秒KOで下し、王座に就いた。(右写真)
 初回からエンジン全開の金山は、呉を難なくコーナーに詰めて豪快な連打。しかし、呉も負けじと左フック、アッパーを返し、これが時折、危険なタイミングで振り抜かれヒヤッとする場面も。だが2回、なおもコーナーに呉を押し込んだ金山が左フックから右を決めてダメージを与えると、最後は左ボディーアッパーから右をフォローして呉にテンカウントを聞かせた。
「デラホーヤと戦いたい。奴のアゴしか見えていない」と金山。2本コレクトしたベルトの保持に関しては「どっちでもいいっス」とまったく興味なし。林隆治ヨネクラジム・マネジャーも「まだどち
らを返上するか考えていない」という。
NISHIZAWA-TAPUAI 03.7.15 - 13,717BYTES 6月に東洋王座を返上したWBC・S・ミドル級7位西澤ヨシノリ(ヨネクラ)はセミに登場。オーストラリア・ミドル級9位・アルマ・タブアイの柔軟な攻撃に苦しんだが、ボディー攻撃で弱らせ
ると最後はタブアイが左肩を脱臼して棄権。4回終了TKO勝ちとなった。年齢制限ルールの変更で世界前哨戦を積めることになった西澤は「WBC王者のマルクス・バイヤー(ドイツ)が標的です」。
 また“日本人初のヘビー級東洋ランク入り”を狙った高橋良輔(金子)は、8回戦で8位のモセシ・カビカ(フィジー)に3−0の判定勝ちを収め、ランク入りを決定づけた。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月15日)

再び世界へ 本田健在示すTKO勝ち
 頑張り屋中村を計3度ダウン

HONDA TKO NAKAMURA.JPG - 19,293BYTES  3年ぶりの東京のリングで、本田が世界再挑戦をアピール! 14日夜後楽園ホールで行われた10回戦で、WBC世界フライ級3位・本田秀伸(グリーンツダ)は、日本S・フライ級4位の中村好秀(天熊丸木)から計3度のダウンを奪い、9回1分33秒TKO勝ちを飾った。本田は昨年11月大阪でポンサクレック・クラティンディーンジム(タイ)のWBC世界フライ級王座に挑んで惜敗して以来8ヵ月ぶりのリング。
 サウスポー本田は初回、名古屋の新鋭中村のアゴに意表をつく右アッパーを決めてダウンを奪った。この回は計2度倒したものの、フィニッシュはならず。しかしその後も日本の現役屈指のテクニシャンぶりを見せつけ、5回にも中村にしりもちをつかせた。終盤7回には中村必死の食い下がりにロープを背にする場面もあったが、ノーガードでかわすなど、格の違いを見せつける試合運びだった。
 試合は両目上を切った中村の出血が9回に入ってひどくなったため、浅尾レフェリーがドクター・チェックを受けさせた後、ストップを宣告。試合後本田は「(ポンサクレックに)借りを返したい気持ちもあるが、プロだから相手は誰でも」と、2度目の世界挑戦をアピールしていた。これで本田は(27歳)26勝14KO2敗。中村(26歳)は17勝11KO2敗2分。
MIYATA-KUNIMI.JPG - 15,607BYTES  セミファイナル8回戦では4月に初黒星を喫した宮田芳憲(角海老宝石)が日本S・バンタム級9位・國見泰央(カシミ)の技巧に苦しみながらも、要所で右強打を決めて3−0(77−75、77−76、78−74)の判定勝ち(左写真)。
 前座8回戦では9月に日本ライト級王者嶋田雄大(ヨネクラ)に挑戦決定の川島辰久(三迫=同級8位)が鳥居健二(レイスポーツ)の左目上を切り裂き、8回23秒TKO勝ち。また、期待のホープ、相澤国之(三迫=日本フライ級9位)が元ランカーの久保田隆治(飯田)に初回からダウンを与え5回TKO勝ちを収めている。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月15日)

チャンプチャリティゴルフ大会開催

GOLF.JPG - 16,882BYTES 五回 盲導犬育成の為のチャンプチャリティゴルフ大会が7月14日に兵庫県三田市の三田レークサイドカントリークラブで行われた。
 大会名誉会長の原田政彦氏はじめ、ガッツ石松、具志堅用高、渡嘉敷勝男、セレス小林、六車卓也の元世界チャンプ各氏が駆けつけた。視覚障害者を支援する盲導犬育成のために、チャンピオンやタレント、著名人の他にも、企業のオーナーや趣旨に賛同した有志が各界から集まった。チャリティゴルフを介して、善意の輪がゆっくりと清々しく広がった一日だった。

 BOX ON! 国内ニュース(7月13日)

WBA世界ミニマム級タイトル戦特報
新井田惜敗でベルト逸す
2−1判定でアランブレット

ARAMBULET-NIIDA.JPG - 13,718BYTES 新井田2度目の王座獲得ならず・・・WBA世界ミニマム級王者ノエル・アランブレット(ベネズエラ)対、5位(元王者)新井田豊(横浜光)のタイトルマッチは12日夜横浜市のパシフィコ横浜で行われ、12回にわたって接戦が展開された末アランブレットが2−1判定勝ちをおさめ、2度目の防衛に成功した。惜しくも敗れた新井田は18戦目の初黒星。しかし試合後早くも出直しを誓っている。
 新井田は2001年の世界初挑戦で王座を獲得。その後一度も防衛戦をすることなくタイトルを返上し”引退”していたが、昨年になってカムバック宣言し、この日の試合を迎えた。再記戦のリングで即世界挑戦の割りには心配された勘の鈍りもなく、キビキビした動きでベテラン王者に対抗した。
  しかし試合巧者のアランブレットは新井田のパンチをかわしながら手を出すいつもの失点をしない戦法に終始。アランブレットが慎重になり出てこなかった分、新井田は得意のカウンターが打てないのが誤算だった。それでもARAMBULET.VICTORY.030712.JPG - 9,328BYTES終盤新井田必死に手を出して追い上げ、スコアは、メジャース(オランダ)が116-114で新井田の勝ちとしたものの、柳完洙(韓国)、マルドナド(パナマ)がいずれも115-114の1ポイント差でアランブレットの勝ちとし、新井田が勝っていたのではという声も聞かれたが、当の新井田は「負けは負けです。俺の力が足りなかった。また一から出なおします」と潔く敗北を認めた上で、再記を誓った。

 BOX ON! 国内ニュース(7月13日)

”ゴールデンボーイ”リナレスは完勝

RINALEZ VICTORY.JPG - 10,944BYTES 横浜の前座10回戦では、ベネズエラの゛ゴールデンボーイ”、ホルへ・リナレス(ベネズエラ)が登場、日本でデビューした17歳の大器は、サンダー伊藤(緑)のインファイトを軽くかわしつつ、まるで練習のようにコンビネーション・ブローをビシビシ。3回に右でグラリとさせた直後にラッシュしたところで、レフェリーがストップをかけた。「相手のパンチは一発ももらっていない。今日は気分がいい」としてやったり。これで5戦全勝3KO勝ち。

LINARES-ITO 0307.JPG - 15,110BYTES

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月12日)

坂田がハワイキャンプ予定
新王者豊住、松浦の初防衛戦決まる

SAKATA-S.JPG - 8,014BYTES ボクシングの事故防止の一環として、今年もコミッションと協会の共催による医事講習会が催される。7月16日午後3時から後楽園ホール展示場で。大槻穣治・日大駿河台病院救命センター室長、谷諭・慈恵医大病院脳外科助教授が講師を務め、眼窩底骨折、夏場のコンディション作り等をテーマに講演する予定。業界加盟の各ジム関係者に聴講を呼び掛けている・・・・・日本フライ級王者坂田健史(協栄:写真)は9月15日後楽園ホールでWBA13位の岡田一夫を迎え撃つが、この試合に備えて25日からハワイキャンプに出発する。大竹重幸マネと、ジムの後輩、瀬藤幹人らが同行する。31日帰国予定・・・・・世界再ランク入りを狙って元世界王者ヨックタイ・シットオーと対戦して判定負けした名護明彦(全日本パブリック)はなおも現役続行。9月15日後楽園ホールの坂田健史−岡田一夫の日本フライ級タイトルマッチのセミの10回戦で、瀬藤幹人(協栄)と対戦が決まっている。契約体重は55キロのスーパー・バンタム級・・・・・2月に空位の東洋太平洋ミドル級王座を獲得した豊住徳太郎(本田フィットネス)の初防衛戦は、9月7日熊本県益城町総合体育館で、同級5位の金大榮(韓国)を相手に行うことで契約完了。ただし、OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)から1位サム・ソリマン(オーストラリア)と対戦すべしとの指令も出ている。本田憲哉会長は「もう決めてしまったので、指名は後にしたい」と、予定通り進めたいはらだ・・・・・4月の北川純戦でガッティ−ウォード戦ばりの死闘を演じた末に意外な初黒星を喫した音田隆夫(トクホン真闘)が早くも戦線復帰。7月18日後楽園ホールの「トクホンVダッシュ第52弾」のメインで神名健一郎(姫路木下)との8回戦・・・・・日本S・フライ級チャンピオン、プロスパー松浦(国際)の初防衛戦は、9月6日後楽園ホールで世界同級15位の川端賢樹(姫路木下)を相手に行われることに・・・・・昨年度全日本新人王で最優秀選手に選ばれた"姫路のタイソン"金井晶聡(姫路木下・日本フェザー級9位)が地元で初10回戦・初メインイベント出場−−7月25日市内のレイズパーク駐車場特設リングで、元日本ライト級挑戦者の大貫智康(アポロ)を迎える。9戦全KO勝ちのデビュー以来の完璧レコードをさらにアップすることができるか?・・・・・白井具志堅ジムの不敗ホープ、嘉陽宗嗣(日本L・フライ級4位)が8ヵ月ぶりにリングに登場。8月18日後楽園ホールの8回戦で、ファーカノン・シンドンタイ(タイ)と対戦する。沖縄出身で興南高校OBの具志堅会長のもとでプロの王者を目指す嘉陽(20歳)は、デビュー以来7連勝3KO負け知らずだが、腰痛のため今年1月のサクナロン・ソーウォラピン戦を最後に試合から遠ざかっていた。この日の同僚の日本S・フライ級8位山中大輔が初メインに登場しタイ王者のピセ・ウォースラポンと10回戦で対戦する。両者の戦績は、山中が9勝6KO1敗、ピセは15勝2KO9敗・・・・

 BOX ON! 国内ニュース(7月11日)

NIIDA WEIGH IN.JPG - 23,385BYTES両者一発OK
WBAミニマム級戦計量

 いよいよ明日に迫ったWBA世界ミニマム級タイトルマッチ、ノエル・アラムブレト(ベネズエラ)VS.挑戦者・新井田豊(横浜光)戦の前日計量が11日、後楽園ホール展示場で行われた。
 少しやつれた表情のアラムブレトがまず先に秤へ。ウェイトオーバーの“前科”があるだけに注目を浴びたが、リミット一杯の105ポンド(47・6キロ)でOK。関係者もホッと胸をなで下ろした。
 一方の新井田は104 1/2ポンド(47・3キロ)と300グラムアンダーで余裕のパス。「俺の減量は1日、2日で調整できるから」と減量知らずの挑戦者は「これからは炭水化物を摂

ARAMBULET-WEIGH IN.JPG - 13,376BYTES

ってゆっくり休養します」と言い残し会場を後にした。

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月11日)

プロテスト合格者
 日本ボクシングコミッションは昨日後楽園ホールで行ったプロテストの合格者リストを下記のように発表した。今回は31名が受験し、うち19名が合格(合格率61.2%)。

 ●C級(4回戦)合格者=右イニシャルは階級を示す。 
 明 雄太郎 (角海老宝石)   SL
 安達 洋一(新日本木村)    SFe
 池田 仙三(ドリーム)     SFe
 池原 繁尊(横浜光)      B
 井上 未麗(MT)       Fe
 落合 大基(飯田)       SL
 加藤 隆昭(上滝)       B
 兼重 鉄也(新日本木村)    W
 斎藤 芳郎(ランド)      B
 竹内 俊介(新田)       W 
 竹端真依也(角海老宝石)    SFe
 長嶋 明史(全日本パブリック) W
 西  禄朋(新田)       SW
 樋口 哲也(京浜川崎)     SW
 平山 照太(松戸平沼)     SL
 星野 智之(五代)       Fe
 安田 和芳(京浜)       SFe
 横山 宣之(松戸平沼)     SL
 渡辺 一朗(埼玉池田)     SFe
 
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月9日)

石田、東京のリングで連勝
バキロフも大差判定で

ISHIDA-ITAGAKI.JPG - 17,030BYTES 日本S・ウェルター級1位の石田順裕(金沢)が4月の浅野成戦に次いで”敵地”東京のリングで連勝。9日夜後楽園ホールで行われた同級5位板垣俊彦(木更津グリーンベイ)との8回戦で、ダウンを奪い判定勝ちしたもの。「狙っていた」という3回のダウン(右写真)は、板垣の右に合わせて放った右ストレートがきれいにカウンターとなって決まった見事なパンチ。フィニッシュはできなかったが、前回に偶然のバッティングで左目上を切られ、出血していただけにこれで余裕ができた。その後も板垣の強打をまとめて受けることなく、優勢裏に8回を戦い切った。スコアは金谷77−74、熊崎77−75、福地78−74と3−0。
 石田はこれまで短期間OPBF王者に君臨しただけで2年以上無冠のまま。9月26日の辰吉戦のセミで大東旭とのサバイバル戦を控え、いい弾みがついただろう。
BAKIROV-YARTE.JPG - 13,827BYTES セミの8回戦では、いわき協栄ジム所属のウズベキスタン選手、マサ・バキロフ(WBA・ウェルター級11位)がフィリピン同級2位のセサール・ヤルテに大差判定勝ちし、デビュー以来負け知らずの5連勝3KOを飾った(左写真)。豊富なアマ歴を持つサウスポー、バキロフは大きな右を狙うヤルテを警戒してやや慎重に戦い、それでも左を上下に打ち分けて文句なしの判定勝ちをマークした。スコアは住吉79−74、熊崎、伊達がともに80−74と一方的だった。

 BOX ON! 国内ニュース(7月9日)

両者、視線合わせずNIIDA DOCTOR CHECK.JPG - 18,994BYTES
  WBAミニマム級戦・予備検診

 WBA世界ミニマム級タイトルマッチ、ノエル・アラムブレト−新井田豊戦(12日・パシフィコ横浜)の予備検診が9日、東京・駿河台日大病院で行われ、両者初顔合せ。同室にいながら、まるで相手が存在しないようなそぶりの両者は、視線も合わせず、当然握手もなし。診察室は緊迫感で満たされた。
 アラムブレトの印象を聞かれた新井田は「別になんとも思わない。減量も特に苦しそうには見えなかった」といたってクール。一方、チャンピオンのアラムブレトは「ニイダは体が小さいね」と余裕の発言。また、来日以降、涼しい日が続き“減量”への影響も懸念されるが、「過ごしやすくて気持ちいい」とまったく気にも止めなかった。
 診断にあたった大槻穣治教授は「両者とも特に問題なし。新井田君は若干、血圧が高めですが、これは許容範囲。またチャンピオンは皮膚が乾いた印象を受けたが、脈拍も正常で特に減量が苦しいという印象はありません」と語った。

検診結果
   ノエル・アラムブレト               新井田豊

身長   161.0cm                    157.5cm
頚囲   35.0cm                        34.0cm
胸囲   84.0cm                         82.5cm
胸圧   19.5cm                         18.0cm
視力  右1.2 左1.5               右2.0 左0.8
上肢リーチ 158.5cm       1           60.0cm
ナックル  右24.5cm 左24.5cm     右24.0cm 左24.0cm
握力   右40.0kg 左37.0kg       右43.0kg 左38.0kg
血圧   108/60mmHg             150/78mmHg
脈拍   52/min                   72/min
体温   36.6℃                     36.8℃


 BOX ON! 国内ニュース(7月8日)

新井田も順調な仕上がり
ハイテンションの公開スパー

NIIDA SPARS.JPG - 14,459BYTES 本番を4日後に控えたWBAミニマム級タイトルマッチ、挑戦者サイドの公開練習が8日午後、横浜光ジムで行われ、新井田豊は順調な仕上がりを見せた。これまで200 ラウンド近いスパーをこなしてきた新井田は「(復帰して)ここまで自分なりによくやってきたと思います。不安はないですよ。調子よく練習できてますから」とすっきりした表情。6月初旬に左腕の軽い肉離れがあったというがすでに回復したという。
 大水一成(京浜川崎)との3ラウンドのスパーでは、偵察に訪れたベネズエラ陣営に見せつけるかのようにテンションの高い攻防を披露した。パンチのスピード、パワーとも以前よりアップしており、1月から始めた筋力トレーニングの成果は明らか。「7年ほど新井田を見ているが、今が一番いい」と関光徳会長も手応えを感じている。

 BOX ON! ニュース(7月7日)

王者アラムブレトが公開練習
12日、新井田との防衛戦に向け

 12日にパシフィコ横浜で行われるWBA世界ミニマム級タイトルマッチで、約2年ぶりに復帰するARAMUBURETO-SPAR.JPG - 16,978BYTES元王者(現7位)新井田豊(横浜光)の挑戦を受けるノエル・アラムブレト(ベネズエラ)が7日、東京・神楽坂の帝拳ジムで公開練習を行った。
 入念なウォーミングアップの後にに行った2ラウンドのスパーでは、日本ミニマム級4位三澤照夫(帝拳)の思い切りのいい攻撃に、ややムキになるシーンも。それでもロープ際でのディフェンス、左ジャブのうまさはなかなかのもので「1月からこの試合に向けて調整を続けてきた」とコンディションはまずまずの様子。「ニイダの試合は見たこともないが、スピードがあると聞いているので、それに対応できるよう準備はしてきた。油断は決してしていないが、ニイダは2年のブランクがあって、いいコンディションでリングに上がれるとは思えない」と余裕のコメントを聞かせた。

 BOX ON! 国内ニュース(7月6日)

長嶋がタイ王者に大差判定勝ち
次はリックとサバイバル戦

 復活ロードを歩む長NAGASHIMA-GONTRANIE.JPG - 16,902BYTES嶋健吾が地元ファンに健在アピール−−6日午後、茨城県古河市の古河ゴルフリンクスで行われたノンタイトル戦に出場した長嶋健吾(18古河)は、タイ・ライト級王者ゴントラニー・ポースラサックに大差判定勝ちを飾った。ダウンはなく、スコアは3ジャッジとも100‐90。
 試合後健吾の父・長嶋清・18古河ジム会長から重要ニュースが発表になった。次の試合は、期日未定ながら先ごろ再起を明らかにした元日本ライト&J・ウェルター級王者リック吉村(石川)を相手に行うことになったというのだ。38歳のリックは先ごろライセンス申請が認められたばかり。世界初挑戦に失敗した長嶋と、22度ライト級王座防衛の日本記録保持者でやはり世界挑戦で王座を獲り損ねた(畑山と引き分け)経験のあるリック。異色のサバイバル対決となる。 

 BOX ON! 国内ニュース(7月6日)

鈴木まさかの王座転落・・・
荒木が2−1判定でベルト奪取

ARAKI-SUZUKI.JPG - 25,389BYTES 鈴木のV10ならず・・・5日夜後楽園ホールで行われた日本ミドル級タイトルマッチは、有利とみられた王者鈴木悟(八王子中屋)が挑戦者2位の荒木慶大(泉北)に2−1の判定負け。期待を裏切る結果で3年間暖めた王座を降りた。
「勝ったと思ったんですけど・・」4年ぶりの敗者コールが信じられないという顔の試合後の鈴木。しかし、この夜は誰の目にも明かな鈴木らしくない試合。練習で左手親指を傷めたという通り、スタートから力ない大振りでミスを連発。最後まで会心のヒットはなかった。一方の荒木はジャブで終始自分の距離を保ち、失点の少ないボクシングに終始。スコアは浦谷97−96、福地97−95で荒木、内田は97−96で鈴木、スプリット・デシジョンで荒木の手が挙がり、タイトルは大阪に移動した。
 新王者はこれで東京の試合で2度続けて僅差判定勝ちとは珍しい。「判定は微妙と思ったけど、勝ててうれしい。次は(郷里の大阪)堺で防衛戦をやりたい」と喜びに試合の疲れも吹き飛んだかのように元気に語った。12勝6KO1敗。

ベネズエラの2強実力発揮
タグリアフェロは土居に大差判定

 後楽園ホールの日本ミドル級タイトル戦の前座では、帝拳ジムと契約する中米ベネズエラの不TAGLIAFERRO DOI ACTION.030705.JPG - 24,523BYTES敗の2強が日本のリング初登場。それぞれ文句ない勝利を飾っている。
 WBA世界S・バンタム級14位に新ランクされたハイロ・タグリアフェロは、元日本ランカーの土居伸久(ヨネクラ)から得意の左フックで計3度のダウンを奪い大差判定勝ち(上写真)、またベネズエラ・S・ライト級王者リチャード・レイナは、フィリピン同級王者ディンド・カスタニャレスに2回右ストレートを直撃されてフラついたが、その直後すぐ奮起して右ストレートのカウンターを叩き込み逆転のダウン。立ち上がったとこLEINA-CASTANARES KNOCKDOWN.JPG - 23,642BYTESろに猛攻してこの回1分50秒KO勝ち(左写真)。土居もカスタニャレスも噛ませではなく、ひと泡吹かせてやろうと挑んだだけにベネズエラ勢も楽勝というわけにはいかず、試合は見ごたえのある緊迫シーンの連続。それでも野心満々の相手との対戦にもかかわらず、特にタグリアフェロのレベルの高いボクシングが印象的だった。これでアマから転向後11連勝9KO勝ち。レイナも同じく11連勝9KO勝ち。

6月のMVPは新王者中島
新鋭は五十嵐に決まる

 東日本ボクシング協会選定の6月度の月間表彰選手選考が5日催され、MVP(最優秀選手賞)には7日の日本S・バンタム級タイトル戦で渡辺純一を破りタイトルを奪取した中島吉謙(角海老宝石)が初受賞。殊勲・敢闘賞は今回は該当なしと決まり、新鋭賞には、9日の8回戦で射場哲也(三迫)に3‐0判定勝ちをマークしたS・フェザー級の五十嵐圭(つるおか藤)が選ばれた。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月5日)

王者アランブレト来日ARAMBULET-W.JPG - 10,050BYTES
12日新井田の挑戦受ける

 WBA世界ミニマム級王者ノエル・アランブレト(ベネズエラ)が予定を1日遅れて7月5日午前成田着のアリタリア機で来日した。12日パシフィコ横浜で予定される2度目の王座防衛戦で、同級7位で元王者の新井田豊(横浜光)の挑戦を受ける。日本のファンの前に姿を現すのは、昨年12月に同じリングで星野敬太郎(花形)の挑戦を12回判定で撃退して以来となる。

 BOX ON! 国内ニュース(7月5日)

37歳で売れっ子西澤
テレビ次々放映

 東洋太平洋S・ミドル級王座を返上した西澤ヨシノリ(ヨネクラ)が今月15日に後楽園ホールNISHIZAWA-HATA.JPG - 7,537BYTESでの10回戦(相手は豪州5位のアルマ・タブアイ)に向け、調整もラストスパートに入っている。
 37歳で「定年」を拒否して現役を続ける西澤は、今や「中年の希望の星」としてテレビ・メディアからも引っ張りだこだ。2月に朝日新聞夕刊の社会面で大きく取り上げられた反響が大きく、テレビ朝日ではきたる7月17日夜10時からの「ニュース・ステーション」で、またNHKも19日朝7時からのニュース「おはよう日本」の中で西澤を特集することになっている。
 試合の方だが「相手が170センチぐらいの背の低い選手と分かったんです。こういう相手は5年ぶり。今回は勝つだけでなく、チャンスにはしっかりと決めるときは倒し切りたい」と、注目の集まる中、強さを印象づけたいと張り切っている。スパーは軽い山口裕一からヘビー級の市川次郎まで幅広く40ラウンズほど。契約体重が77キロのL・ヘビー級なので、体重調節はきつくない(写真は同郷の熱心な後援者、羽田孜元首相と)。

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月4日)

ミドル級王者鈴木の防衛戦5日に
関西の新鋭荒木撃退に自信

SUZUKI,SATORU.POSED.JPG - 11,954BYTES「世界の話も出てきているらしいので、ここでコケるわけにはいきません!」。10度目のタイトル防衛を懸けて5日夜後楽園ホールのリングに上がる日本ミドル級王者鈴木悟(八王子中屋:右写真)は準備万端。4日の計量を前に、体重の心配もないため3日は夕方から軽いジムワークで汗を流す程度に留めた。 初挑戦の関西の新鋭荒木慶大(泉北:下写真)は、昨年10月同じ後楽園ホールのリングで元2階級日本王者吉野弘幸(野口)に判定勝ちしてランキング上位に浮上。これまで11勝6KO1敗の好成績を残している。「相手については長身のアウトボクサーというぐらいしか知りません」というチャンピオンだが、中屋廣隆会長は「浅野(成)戦でも苦戦したように、これまでの鈴木はアウトボクサーが苦手だった。これを克服するためにも、荒木君相手にいろいろやってきた対策を試したい」という。
ARAKI,K.030703.JPG - 6,904BYTES 今度勝てば、ミドル級の最多防衛記録(辰巳八郎のV13)にまた一接近するが、鈴木自身は「周りほどは意識していない」。意識するのはやはり世界挑戦だ。ランキングもWBA10位に入り、ターゲットはウイリアム・ジョッピー? ジム側も「チャンスがあればやらせたい」と、挑戦の名乗りを上げている。「世界挑戦を見据えて、この試合をいいステップにしたい」という荒木戦の内容が問われる。
 

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月3日)

元王者洲鎌の次戦決まる
同僚仲も復帰めざし練習再開

SUGAMA-NAKA.JPG 前日本フェザー級チャンピオン(現3位)洲鎌栄一(尼崎:写真左)の再起第2戦が9月7日、地元尼崎アルカイックホール・オクトで、東洋太平洋同級5位のジェフリー・オニャテ(比国)を相手に行われることが決まった。尼崎ジム主催の「第22回スーパーファイトボクシング」で、契約体重はフェザー級2ポンド・オーバーの128ポンド。洲鎌(27歳)は昨年12月に大之伸くまに王座を追われた後今年5月に復帰戦で苦戦の判定勝ちを飾っている。世界挑戦話も出ていた日本チャンピオンの頃の勢いを取り戻したいところだ。
 セミでは尼崎ジムの野中悠樹が元東洋太平洋ウェルター級タイトル挑戦者の呉健司(金沢)と6回戦で対戦する。
 なお洲鎌の同僚で元日本バンタム級チャンピオンの仲宣明(24歳:写真右)も、近く再起戦が決まりそうだ。昨年暮に交通事故に巻き込まれて負傷し、3月のジェス・マーカ戦をキャンセルして以来ブランクを続けているが、ようやく傷も癒えて、先月からジム・ワークを再開。リング復帰は10月下旬を予定している。

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月3日)

プロ・テスト合格者
 日本ボクシングコミッションは昨日(2日)後楽園ホールで行ったプロ・テストの合格者を下記の通り発表した。今回は37名が受験し、22名合格(合格率59%)。

 ●C級(4回戦)合格者=五十音順。イニシャルは階級
 石川 久樹(ワタナベ)       Fe
 石澤 健太(石丸)         L 
 岩田 慎也(大川)         SB
 宇津見義広(ヨネクラ)       Fe
 梶原 一紘(金子)                  Fe
 加藤 研二(野口)         SB
 斉藤 憲和(協栄)         Fe 
 清水 淳 (相模原ヨネクラ)    SB
 竹之内豊明(石丸)         SW
  田谷 勝 (ワールド日立)     L
 豊田 志隆(相模原ヨネクラ)    Fe
 中澤 勇輝(ヨネクラ)       SL
 長澤慎一郎(野口)         L
 前之園啓史(石丸)         SB
 溝口 弘貴(協栄)         F
 八巻 裕一(野口)         B
 横尾 貴浩(横浜さくら)      MM
 横山 賀洋(金子)         L
 吉成 祐二(ヨネクラ)       L
 矮松 和明(協栄)         Fe
 和田 吉史(協栄)         Fe
 渡辺 慎一(協栄カヌマ)      SL

 

 BOX ON! ニュース(7月3日)

全国ちびっ子ボクシング大会
27日横浜さくらジムで開催

CHIBIKKO.JPG - 14,117BYTES 小学校の3−6年生を対象とした「全国ちびっ子ボクシング大会」が7月27日、横浜さくらジム(神奈川県横浜市鶴見区)で開催される。
 同ジムのアマチュア部トレーナーで小学校教員の赤嶺進一先生(54歳)が提唱してスタートしたもので、今年が3回目。元アマ選手の赤嶺先生は自ら勤務する川崎市立旭町小学校でもボクシング・クラブを設立し、「ボクシングの健全な発展、偏見打破、底辺の拡大」を活動の目標に掲げ、生徒を指導している。
 試合は2分2ラウンドで行われ、出場選手は体重別に組み合わせ、16オンスのグローブとヘッドギアを着用。「限りなくアマチュアに近い」試合ルールで行う。今年の全国大会は、話題の"浪速の亀田3兄弟"の末弟・和毅君(小学校6年)はじめ、関東圏以外に石川・宮城・岩手・宮崎からもエントリーがあり、20名以上の出場が予定されている。問い合わせは、横浜さくらジム(電話045-511-1008)まで。

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月2日)

「夢は38度線で防衛戦」
  徳山、“南北”を語る 〜日本外国特派員協会〜         
 TOKUYAMA FOREIGN PRESS.JPG - 17,654BYTES 1日、WBC世界S・フライ級チャンピオン徳山昌守(金沢)が、東京・有楽町の日本外国特派員協会に招かれ、会見を行った。
 内外の約30名の記者が集った会見では23日に果たしたV7戦、また幼少時から王者になるまでの過程、さらに、南北問題について意見を求められる場面も。徳山は、やや緊張した面持ちながら、ユーモラス、かつ真剣な眼差しで応対。
「親から譲り受けた朝鮮籍を変えるつもりはない。それをしたら親を裏切ることになるから。朝鮮籍を公言することでひどい嫌がらせを受けたこともあったが、今さら日本人と言っても誰も信じてくれないし(笑い)、僕は一朝鮮籍ボクサー。政治家でもない、ただのボクサーなので今までのスタンスを変える気はない」ときっぱり。
 また将来の夢について「38度線の真ん中に特設リングをつくって、会場内だけでも南北を行き来できて、離ればなれの家族たちが自由に会えるようなものにしたい。そしてそこで世界タイトルマッチをやりたい」と熱く語った。
 徳山の威風堂々、実直で切実な思いは、集まった記者陣の国籍を問わず感銘を与え、大きな拍手を湧き起こした。 

 BOX ON! ニュース(7月2日)

ベネズエラの不敗ホープ2人来日
10勝8KOと12勝11KO

VENEZUELA-3-BOXERS.JPG - 15,028BYTES 帝拳ジムと契約するベネズエラの不敗ホープ・コンビが1日来日した。4日後楽園ホールの日本ミドル級タイトルマッチの前座試合で日本デビュー戦に臨むS・バンタム級のハイロ・タグリアフェルロ(10勝8KO)と、S・ライト級のリチャード・レイナ(12勝11KO)。まだ世界ランキングに入っていないが、ハイロは5月17日に前WBAバンタム級王者エイディ・モーヤをKOして急浮上。4日にフランスで行われるWBA・S・バンタム級タイトルマッチ、メジクンヌ−モンシプール戦の勝者に挑戦が内定している。
 4日は、タグリアフェルロは日本バンタム級元ランカーの土居伸久(ヨネクラ)と、レイナはディンド・カスタニャレス(比国)と、それぞれ10回戦に出場。土居は最近の試合で名護明彦と分のいい負傷引き分け、カスタニャレスは4月に佐竹政一に挑戦し途中まで善戦した末KO負けしており、この試合でベネズエラの2ホープの実力をはかることができるだろう。写真は来日した1日午後、早速帝拳ジムで練習をすませ、帰途に着く右からレイナ、タグリアフェルロと、左は同じベネズエラのホープですでに来日しているホルへ・リナレス(帝拳ジムと契約)。

 BOX ON! 国内ニュース(7月2日)

JBCが安達会長らを処分

 日本ボクシングコミッション(林有厚コミッショナー)は最新の広報(No.551)を発行したが、この中でジム会長と選手に対する処分を公示している。
 安達哲夫・陽光アダチジム会長に対しては、試合中にレフェリーに暴言を吐き椅子を投げつけたとしてすでに1月1日付で4月30日までライセンス交付停止処分を科していたが、サスペンド期間中の3月3日広島の試合でコミッションの許可なく所属選手の試合のセコンドとしてリングに上がったことが判明。このためJBCは6月10日付で安達会長の処分を7月末まで延長した。
 同じくJBCは5月20日付で新和川上ジム所属の金子洋輔選手に対し、6ヵ月の出場停止処分を科した。同選手5月19日後楽園ホールの試合でライト級の契約体重を1.2キロ・オーバーした。前試合でも1.8キロ・オーバーしてコミッションからウェイト変更勧告を受け階級を変更していたにもかかわらず改善されず、今回の処分となったもの。JBCは金子選手の所属ジム川上林成会長に対しても、厳重戒告処分にしている。

 BOX ON! 国内ニュース(7月2日)

大中が大差判定勝ちで新王者に
広島のOPBFミニマム級決定戦
OHNAKA FACE.JPG - 5,383BYTES
 山口に新チャンピオン誕生! 1日夜広島市の広島グリーンアリーナで行われた東洋太平洋ミニマム級王座決定12回戦は、WBC同級7位の大中元気(新日本徳山)とOPBF2位羅基文(韓国)の対戦となったが、大中が文句なしの3−0判定勝ちで新王者に。得意のアウトボクシングでペースをつかんだサウスポー大中は、後半の打ち合いでも優位を保ち、ワンサイドの判定を得たもの。
 大中(22歳)は東京生まれの山口(徳山市)育ち。全日本新人王は引き分けで逸したが、昨年5月世界ランカーの松本博志(小倉高橋)に判定勝ちする殊勲を挙げ、この日のタイトル戦出場に繋げた。新日本徳山ジム(天野陽児会長)からは初のチャンピオン誕生である。13勝6KO2敗1分。

 

 BOX ON! 国内ニュース(7月1日)

佐藤の復帰戦 前売り好調

SATO MIT.JPG - 10,928BYTES 前WBA世界S・バンタム級王者佐藤修(協栄)の再起戦が7月21日後楽園ホールで元WBA世界S・フライ級王者ヨックタイ・シットオー(タイ)を相手に予定されているが、この試合のチケットの売れ行きが好調。根強い「佐藤人気」を裏付けるように、「ポスターができ上がる前からチケットがなくなった。今はほぼ完売に近い状態です」(ジム関係者の話)。本日の時点で、主催の協栄ジム分は4千、7千円の席は売り切れ。リングサイド席(2万、1万5千、1万)が若干あるだけという(当日券はあり)。
 佐藤の調整も順調といい、「今回は契約体重もフェザー級1ポンド下なので1ヵ月前にリミットを割りました。本人も気合入ってますよ」(大竹重幸協栄ジム・マネジャー)とのことだ。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月1日)

山口−畠山の王者対決予定
林田は戎岡と再戦決まる

"北のチャンピオン"畠山昌人(協栄札幌赤坂)は7月21日後楽園ホールで小山泰裕(ワタナベ)相手に日本L・フライ級王座2度目の防衛戦を予定しているが、これをクリアすればその次は東洋太平洋同級王者山口真吾(渡嘉敷)との「チャンピオン対決」が内定している。「ボクシング人気回復のためには好カードを」という渡嘉敷勝男・渡嘉敷ジム会長が中心になって仕掛けているもので、10月20日の「ガッツファイティング」で、ノンタイトル10回戦として予定されている。(写真:4月に渡嘉敷ジムでスパーリング対決を終えた時の右から畠山・林田・山口のライバルたち)
 渡嘉敷会長の強気マッチメークがもうひとつ。同じく山口の同僚で世界挑戦を計画中の林田龍生(WBC世界L・フライ級5位)の次戦は、10月(日時未定)に日本L・フライ級5位戎岡淳一(明石)との再戦と決まった。両者は5月12日後楽園ホールで対戦し、林田が大苦戦の末判定勝ちしているが、戎岡側は判定に納得せず不満を爆発させていた。渡嘉敷会長は「苦戦は無理な減量のせい」とし、最初の計画ではこの秋にも林田の世界初挑戦の舞台を用意するはずだったが、計画を変更して戎岡相手の「世界前哨戦」としたもの。かなHAYASHIDA-EBISUOKA.JPG - 11,249BYTESりリスクの高い前哨戦だが、「ここで負けていては世界なんか言ってらないからね」と、渡嘉敷会長はあくまで強気だ。
 再戦の契約体重は前回のミニマム級から1階級上げてL・フライ級のリミット(108ポンド)。「こっちもL・フライ級は好都合。勝って世界ランキング頂きや」と戎岡の所属する明石ジム・吉田欽哉会長も歓迎している。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月1日)

プロテスト合格者


 日本ボクシング・コミッションは1日、前日後楽園ホールで行われたプロテスト(東日本地区)の合格者リストを下記のように発表した。今回は38名が受験し、21名が合格(合格率55.2%)。

  ●C級(4回戦)=五十音順、右イニシャルは階級名
 今泉 陽介(沼田)         W
 井川 実 (古口)          Fe
 植木 秀利(ワタナベ)       F
 内村 学 (オークラ)        Fe
 大岡 里志(ボーイス水戸)     Fe
 倉本 雄輔(古口)         L
 黒川 賢吾(ワタナベ)       SL
 小林 竜也(相模原ヨネクラ)    L
 坂上 慧 (三迫)         Fe
 鈴木 徹 (横浜光)        L
 高須賀千春(フォーラムスポーツ)  Fe
 高野 豪 (国分寺サイトー)    Fe
 田中 康紀(18古河)        W
 田邊 憲作(宮田)         SL
 千葉 勇輔(沼田)         Fe
 寺西 大介(ワタナベ)       F
 照井 敏明(T&T)        SL
 福田 武史(フォーラムスポーツ)  F
 村田 渉 (三迫)         W
 山本 岳彦(オークラ)       Fe
 山本 忍 (石橋)         SW

 

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