前王者ジロフ、TKOで再起飾る
4月、ジェームズ・トニーとの大激戦に敗れ、プロ初黒星を喫するとともに王座を明け渡した前IBF世界クルーザー級王者ワシリー・ジロフ(カザフスタン)が8月7日、米カリフォルニア州テメクラのリングに登場。アーネスト・マティーン(米)と10回戦を戦った。
2回まで試合はジロフが攻めあぐみ、もみ合いの多い展開となったが、3回、サウスポーのジーロフは持ち前のパワーを見せつけて左で3度ダウンを奪う猛攻。このピンチをしのいだマティーンは長いリーチを使ったディフェンスから右ショートで反撃。しかし6回に左マブタをカットし、続く7回再び左で攻勢をかけたジロフの前にストップされた。この日のダン・グーセン・プロモーターはトニーを擁する人物。宿敵のプロモーターの下で再起戦を飾ったジロフは32勝28KO1敗。マティーンは27勝9K011敗3分。 同じ会場で行われたUSBA(全米)J・ライト級王座決定戦は元ランカーのロビー・ピーデン(豪州)がラモント・ピーソン(米)を7回終了TKOで下し、ベルトを手にした。 |