佐藤復帰戦 相手は元王者ヨックタイに内定
前WBA世界S・バンタム級王者佐藤修(協栄)の再起第1戦が7月21日後楽園ホールで予定されているが、この試合の相手は元WBA世界S・フライ級王者のヨックタイ・シットオー(タイ)に絞り込み、交渉継続中。4月25日にヨックタイが名護明彦に判定勝ちした試合を見て、声を掛けたもの。条件面でまだ最終決定には至っていないが、ほぼこのカードで決まりとみられている。佐藤は昨年10月サリム・メジクンヌに敗れ無冠となった試合以来9カ月ぶりのリング復帰となる。協栄ジムでは、佐藤がこの試合に勝てば、次はフェザー級で世界を狙わせたいと「2階級制覇計画」を用意している。 なお7月は佐藤の再起戦の他、セミで日本L・フライ級タイトルマッチも組まれ、王者畠山昌人(協栄札幌赤坂)がフライ級9位の小山泰裕(ワタナベ)を相手に2度目の防衛戦に臨む。 また協栄ジムでは6月2日からフライ級の坂田健史、S・ライト級佐々木基樹に札幌からL・フライ級畠山も合流して3人の日本王者が参加する恒例のハワイ・キャンプを予定しているが、佐藤はこれに参加せず、東京・新宿の協栄ジムで調整を続けることにしている。沖縄から仲里繁が参加するかもしれない。
再起第2戦に自信 長嶋健吾がタイ1位と激突
明日17日夜後楽園ホールで行われるWBA世界ライト級6位長嶋健吾(18古河)対タイS・ライト級1位チャラームダム・シットトラートラガーン(タイ)の10回戦の計量が16日午後にあり、長嶋は62・0キロの契約体重だったが、相手のチャラームダムは3キロ・オーバーの65・0キロ。普通なら失格負けだが長嶋側も試合を中止・変更するわけにもいかず、「お客さんに申し訳ないから・・」(長嶋清18ジム会長)と泣く泣く試合を許可。グローブハンデをつけて戦うことになった。 長嶋の相手は当初タイ・ルンピニー系のライト級王者ルークトン・チョーチャーンシンだったが、同選手が体重を落とせないことが判明したため、チャラームダムに変更されている。
本田の再起戦7月後楽園ホールで 年内にも世界再挑戦を期待
昨年11月大阪でWBC世界フライ級王者ポンサクレック・グラティンディーンジムに挑んで惜敗した本田秀伸(グリーンツダ)に、東京・後楽園ホールでの再起戦が決まった。7月14日の「ダイヤモンド・グローブ」のメインで、日本S・フライ級5位の中村好伸(天熊丸木)と10回戦。現在WBC3位とランキング上位をキープしている本田は当然世界再アタックの機会を待っている。グリーンツダジムの話では、これに快勝して年内にも”ラスト・チャンス”を狙わしたいとしている。 |