ボンバー・三浦隆司 現役引退表明 元WBC世界Sフェザー級王者 | BOXING MASTER first 2006-2023

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元WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司(帝拳)選手が、自らのツイッターにて現役引退を表明。16日(現地時間15日)に米・ロサンゼルスで、同級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)に挑戦した試合で、判定負けを喫し王座奪回に失敗。今後の進退については保留していたが、「色々考えましたが引退する事にしました。後悔ありません。小さい頃からの夢を叶えることが出来たし想像もしてなかったアメリカのリングに立てて最高のボクシング人生でした。ありがとうございました」とツイッターに綴っている。

 

 

三浦選手は2011年1月に、内山高志(ワタナベ)選手が持っていたWBA世界同級王座に挑戦したが、8回KO負け。その後、横浜光ジムから帝拳へジム移籍。2013年4月にWBC世界同級王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)に挑戦、4度のダウンを奪う壮絶なTKOで王座を獲得。

 

メキシコでの初防衛戦に勝利した三浦選手は、2015年11月に5度目の防衛戦を米・ラスベガスで行い、フランシスコ・バルガス(メキシコ)とダウンの応酬の激戦を展開した挙句、9回TKOで王座を失ったが、“ボンバー”と呼ばれる左パンチの破壊力は、米国ファン、関係者の間で高く評価された。

 

 

2017年1月の再起戦は、また米国でセットされ同級2位ミゲル・ローマン(メキシコ)との挑戦者決定戦で12回KO勝ち。ベルチェルに逃げられ敗れたとはいえ、まだまだ底を見せていない戦いぶりには、「もう一度」の期待感があったのは確か。しかし、潔い辞め方も三浦選手らしく、「ありがとう。ご苦労様でした」の言葉で送り出したいと思います。

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