粟生戦オーバーウェイト、ベルトラン 「結果」 vsマイセロ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

20日(日本時間21日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン興行のセミファイナルに登場した、NABF北米ライト級、WBO北米同級王者レイ・ベルトラン(メキシコ)は、IBF世界ライト級7位ジョナサン・マイセロ(ペルー)と対戦。2回1分25秒KOで勝利し、空位のWBAインターナショナル同級王座も獲得した。

 

 

初回。両選手の頭がぶつかったと見えたタイミングで、ベルトランがキャンバスへ手を付くとデビッド・フィールズ(米)主審は、ダウンとみなし8カウント。そして今度は終了間際、ベルトランの左フックでマイセロの左ひざがマットに触れるが、これはゴング後と判定されノーカウント。

 

第2ラウンドは激しい打ち合いとなったが、ベルトランの左フックがカウンターで炸裂するとマイセロは、後ろへもんどりうってダウン。フィールズ主審はノーカウントで試合をストップした。

 

2015年5月に米・ラスベガスで行われたWBO世界ライト級王座決定戦で、粟生隆寛(帝拳)選と対戦。0.4ポンドオーバーで計量失格。試合後のドーピング検査で、筋肉増強剤スタノゾロールの陽性反応が出て、罰金と出場停止処分を受けたベルトランは、この勝利で世界に最接近。33勝(21KO)7敗1分1NC。現在の世界ランクはWBC、WBO2位、IBF3位、WBA10位となっている。

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