日本王座挑戦者決定戦カード決定 8月より順次開催 | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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日本王座挑戦者決定戦カード決定、8月から順次開始  BOXINGNEWS

 

>今年度から開催される「日本王座挑戦者決定戦」の全カードが明らかになった。26日に都内で行われたJBCランキング会で、日本プロボクシング協会(渡辺均会長)が発表した。

 

「日本王座挑戦者決定戦」はその名の通り、日本タイトルの指名挑戦権をかけたワンマッチで、全階級で行われる。原則的に9~12月にかけて各階級の上位ランカーで争われ、勝者はチャンピオン・カーニバルで日本チャンピオンに挑戦することができる。従来の「最強後楽園」を発展させたかたちだ。  各階級のカードと開催日は以下の通り。試合はいずれも8ラウンド制で行われる。

 

◇ミニマム級:8月20日
②平井亮輝(千里馬神戸)-⑦松井謙太(三河)

 

◇L・フライ級:10月8日
②小野晃輝(筑豊)-③板垣幸司(広島三栄)

 

◇フライ級:10月21日
①長嶺克則(マナベ)-③星野晃規(M.T)

 

◇S・フライ級:11月11日
②翁長吾央(大橋)-⑨久高寛之(仲里)

 

◇バンタム級:10月21日
②菊地永太(真正)-③鈴木悠介(三迫)

 

◇S・バンタム級:11月4日
①中川勇太(角海老宝石)-④石本康隆(帝拳)

 

◇フェザー級:10月21日
①岩井大(三迫)-②源大輝(ワタナベ)

 

◇S・フェザー級:11月4日
②末吉大(帝拳)-⑤高畑里望(ドリーム)

 

◇ライト級:10月21日
①吉野修一郎(三迫)-④スパイシー松下(セレス)

 

◇S・ライト級:12月8日
①デスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地)-②岡本和泰(奈良)

 

◇ウェルター級:10月21日
③尹文鉉(ドリーム)-④矢田良太(グリーンツダ)

 

◇S・ウェルター級:11月予定
②新藤寛之(宮田)-③コブラ諏訪(ピューマ渡久地)

 

◇ミドル級:11月4日
①福本祥馬(角海老宝石)-②竹迫司登(ワールドスポーツ)


※左が上位者。丸数字は6月度の日本ランキング順位

 

…さて、WBOAP(アジアパシフィック)タイトルをJBCが正式に承認したことで、国内における地域タイトルの権威というものの価値と意味が改めて問われていると感じざるを得ない昨今であります

 

かつては日本タイトルよりも格上とされていたOPBF(東洋太平洋)タイトルの存在感が揺らいだような印象が拭えないのはいつごろからだろうか?

 

しなしながら、現段階では新承認されたばかりのWBOAPよりもOPBFの方が歴史もあり、ランキングにも説得力もあるとはいえるのでありますが、しかし、これが歴史的背景や運営形態を抜きにして「同価値」というか、「同意味」になって行くんだろうな…という気はしています

 

現に、東洋太平洋チャンピオンよりもWBOアジアパシフィックチャンピオンの方が「強そう」だったり、「知名度」や「実績」で上回っているケースも階級によっては見られます

 

…ですが、日本タイトルの「ガチ度」だけは相も変わらずでありますし、その「切迫度」は延々と変わりませんね

 

日本チャンピオンとは、文字通り 「日本一」 であります

 

その白熱の10ラウンドの「価値」はいまなお神々しく、その「存在感」は崇高であります

 

さて、その日本タイトルへの挑戦者決定戦のラインナップが出そろいました

 

かつて「最強後楽園」と呼ばれた日本タイトル挑戦者決定トーナメントという冠はいつのまにか消えてしまった背景に、これに挑もうとする「骨のある挑戦者」の減少が囁かれていたことは事実でありますし、これが盛況であれば継続していたであろうことも事実であるのですが、しかし、この歴史ある日本タイトルの人気も価値もなくなってしまったら、それこそ日本ボクシング界衰退の始まり…と言わざるを得ない憂慮すべき状況に陥ると思いますねぇ

 

日本タイトルをいかに盛り上げていくか? いかにその価値と存在感を守っていくか? は日本ボクシング界の命題だと思います

 

日本チャンピオン = 日本代表 世界挑戦にもっとも相応しい存在 であって欲しいですねぇ

 

もちろん、軽量級でなくては、すぐに 世界 とはならないことは承知ですが、世界タトルマッチよりも燃える日本タイトルマッチがたくさんあることも忘れてはいけませんね

 

最近、後楽園ホールから足が遠ざかっているので、あまり偉そうなことは言えないのですが、生観戦するなら日本タイトルマッチが一番好きだったりします

 

さて、これからは地域チャンピオン同士のサバイバルマッチを多く開催して「真の日本一」を争ってゆくことも必須でありましょうし、そこに権威の維持と存在感の意義を高める鍵があることは間違いありません

 

それぞれの地域タイトルの価値が、タイトルの増殖で薄まってしまったのは否めないけれども、ならば、それぞれのチャンピオン同士でしのぎを削ること以外、明るい未来への活路はない

 

とにもかくにもそれぞれのチャンピオンが、「正々堂々」ということがはっきり感じられる存在であっていただきたいものあります

 

そして、日本チャンピオンには、特にそうあっていただきたいなぁ…と改めて感じる次第であります

 

「ガチ度」最高…の日本タイトル挑戦者決定戦、楽しみにしております

 

御愛読感謝

 

つづく